マイブーム

英語指導教材の検索中に出会った一冊です。図書館では「江戸の絵すごろく」を先に閲覧することになりました。 さらに、書評が先で「双六ねっと」を知りました。 2018年、平成最後の双六カレンダーをダウンロードすることができます。

双六 大型本 – 2004/4/1   吉田 (), 山本 正勝 (), 翔奉庵 (監修), 築地双六館 1260円 「ぶんけいの<伝承遊び>シリーズ」 いまや堂々と15万のヒットをうけた「双六ねっと」を運営して、双六とインターネットの鮮やかな出会いを演出した吉田修さんと、双六の大家で知られる山本正勝さんの合作による「双六」という、ぜひともお勧めしたい一冊です。ここにぎっしりと詰まった良質な内容は、とても子供だけを読者に想定したとは思えません。カラー版にて全容を掲げた作品だけでも40点におよび、テーマごとに纏められたかずかずの日本の名作と並んで、中国の遺跡から出土した双六をする石像、インドやドイツの双六、パリ名所双六と、著者の目はまさに古今東西を往来します。双六とは子供遊びだとしか考えていない人には、衝撃な開眼であり、双六にある程度の経験や知識をもっている人にも大いに満足してもらえるに違いありません。一方では、簡潔で分かりやすい解説、小学生たちに実際に作ってもらったほほえましい作品も満載され、新たな創作意欲を刺激して、いかにもこのシリーズにふさわしいものです。古き良き伝統文化の一端を担う双六の魅力を伝えてくれる「双六」は、多くの人々に長く愛読されていくことでしょう。巻末には、著者の二人がそれぞれの専門分野の知識を生かしたオリジナル双六二点がなにげなく添えられ、双六のもつ旺盛な生命力がユニークな形で語られました。 書評より転載